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レビュー
ヘッジファンド実務の入門書
本書のテーマは、サブタイトルのようにヘッジファンドである。オルタナティブ投資に関する解説書は、翻訳本がいくつか出版されているが、どうしても欧米の読者を前提に書かれているために、制度・法制等日本の実情となじまない点も多く、違和感を感じていた。その点、本書は日本国内における実務を前提に書かれており、貴重である。解説が平易かつコンパクトに整理されていて比較的読みやすいこともあり、この分野の知識があまりない読者であっても、ヘッジファンドに関する知識を体系的に整理する上で、格好の一冊だろう。
ヘッジファンドの趨勢や戦略をある程度理解できる
地銀や生損保、年金基金等、低金利の時代において余剰資金をオルタナティブ投資に向けることが多くなってきていると思われるが、オルタナティブ投資について入門的な知識を得る上では参考になる。ただしある程度、資産運用等の知識がないと読みにくいと感じてしまう。
「ヘッジファンドのすべて」とあるが、これまでの主なヘッジファンドの生い立ちや大まかな戦略を俯瞰しているという意味では○。
各ページ、欄外に逐次用語解説が掲載されているのは◎。
もう少しヘッジファンドの投資戦略について詳細な記載が欲しかったという点で△。
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レビュー
初心者向け
実務者としては、もう少し踏み込んだ内容を期待して読み始めたため、物足りなさが残ります。おそらく、対象を一般個人投資家としているからでしょう。逆に、読みやすさという意味では、まったくこの世界になじみのない初心者あるいは一般教養(雑学?)にも手ごろだと思います。
この本の先に見えるもの
本邦初の初心者向けオルタナティブ投資の入門書という著者の心意気にたがわぬ力作である。平易な叙述の中に、ヘッジファンド業界を生き抜いてきた著者の経験が垣間見られ、投資の深遠な世界へと誘うきっかけを提供してくれる。何気ない記述を読み逃してはいけない。行間の中に投資を行う者が持つべき心構えのヒントがふんだんに盛り込まれている。コスト・リターンを考える方であれば、必読の一冊といえると確信する。星5つ以上の価値を持たせることができるかは読者の読み方にかかっていると愚考する。
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レビュー
ターゲットを絞ったわかりやすい記述
専門的な内容も非常にわかりやすい記述がされており,筆者の
理解の深さがうかがえる.年金資金という立場が明確なため,焦点が
絞られていて運用関係者には即戦力として役に立つ.年金運用者とし
て業界でもいち早くヘッジファンドに取り組んだ信託銀行の専門家だ
けあって,筆者はどこが理解のポイントかを知り尽くしている.
この本だけでも十分理解は進むが,年金関係の方はヘッジ
ファンド全体の入門書として,ニコルスの「ヘッジファンドのすべて」
をまず読み,その後にこの本に入るとより深い理解が得られると思う.
なお,筆者の所属する信託銀行は世界的なゲートキーパーと
提携したファンド・オブ・ファンズ商品を売りものにしている.本書
中の豊富な資料は提携会社のおかげで信頼できるものであるが,同時
にその会社の宣伝に見える部分も少なくない.この点は割り引いて読
む必要がある.
オルタナティブ投資全体像の理解にうってつけ
仕事で金融に関わる人にとってオルタナティブ投資は、今や避けては通れないテーマの一つ。私は資産運用者ではないですが、常識として知っておきたいと思い本書を読みました。オルタナティブ投資の意義・ヘッジファンドの実態・実務上の仕組みや留意点等が、専門的になりすぎず、かつよく網羅されており、非常に参考になりました。PBO問題との関連も書かれており、資産運用・年金担当者のみならず、経営者・財務・経理担当者にもお勧めです。
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