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想定されるリスクを把握して不動産投資を!

本書は不動産投資における「リスク」に焦点をあてて書かれています。

各リスクを「コスト」として捉え、キャッシュフローの観点から、そのリスクに対処する方法が書かれています。

投資として不動産を捉えた場合、リスクがどのように収益に影響を与えるかを考えることがいかに重要であるかが理解できます。

内容は、「取得」「運用」「売却」と三章に分かれており、それぞれの場面で想定される一般的なリスクがまとめられていますので、必要な章にだけに目を通して学ぶこともできます。

どちらかというと、居住用不動産ではなく事業用不動産を中心に書かれているようですが、もちろん居住用にも十分使える知識ばかりです。

題名の通り「基礎」的なことが多いので、初心者向けの書籍と言えます。

表紙からは非常に難解なイメージを受けますが、非常に読みやすく書かれているのも良い点です。

ただし、初心者用といえども多少の専門用語は解説なしで登場しますので(「容積率」等)、全く知識が無い方は用語集を片手に読むとさらに理解が深まるものと思われます。

もちろん、全く知識が無くても読みこなすことができると思いますし、むしろ不動産投資を考える際、最初に目を通すべき書籍かも知れません。

数多く出版されている「不動産投資」に関する本以外に、本気で不動産投資を考えている人は必読です。


総合的に範囲をカバーした、適切な入門書です

本書は、不動産投資全般について、これから同分野を学び始める人を対象とした
入門書です。不動産投資特有の概念、利益等の計算の仕方、関連する法律、用語
について一通りふれられています。

端的に言うと、専門用語を聞いたことのない人が、言葉になじむ性格が強いため
既に同分野について若干でも知識のある人に対するものではありません。
例えば信託銀行に入社したばかりの人、学校で専門分野として学び始めた人など、
いきなり信託特有の言葉・概念が羅列された勉強資料を手にして面食らっている
人に向いています。予備知識も一切いりません。

なお、本書ではビル資産(価値)管理業者;Property Managementという業種が
出てきますが、同業種は日本では発展途上にあり、特に総合的なPM業務については
ほとんど馴染みがありません。
本書だけを読んでピンとこなかった方は、実際に米国でPMと契約を結んでオフィス
ビル管理を行った体験記「アメリカビル物語―プロパティマネジメント奮戦記」
(総合ユニコム)を読むのもいいでしょう。こちらも、一切難しい話はありません。


レビュー

不動産業に携わる方の教科書

不動産ファンドについて書かれた本は少なくありませんが、概して投資主サイドにとっての内容のものが多く、実際にプレーヤーとして不動産業に携わる人向けに書かれているものはあまりありません。この本はファンドのストラクチャーからスキーム、さらには具体的な投資法人についてのコメントもあり、プレーヤーの実務の教科書として活用可能な内容となっています。


広く浅く=最小限のエネルギーでポイント整理に

金融商品取引法施行を睨んで中央三井信託さんが
纏められたようです。
○評価できた点
 ・平明な説明で新任者向けに最適かも
 ・網羅的で実践的かつ実務の流れに忠実
 ・ストラクチャリング(スキーム組成からEXIT
  まで)についても随所に独自のノウハウを披瀝
 ・各種Vehicle設立にも具体的な言及あり
○星1つ減の理由
 ・Documentationが手薄(新味・具体性なし)
 ・各種spreadsheetが非常に表層的
このプライスにしては幅広い層にいいパフォーマンス
を提供できる良書と思料。


レビュー

J−REITの四季報となれるか?

アセットアロケーションの選択肢の1つとして
定着してきたJ−REITだが、
利回りのみをファンダメンタル指標としながら、
価格帯毎の値動きを追うテクニカル投資に陥りやすい。

その中身について、ファンダメンタルの材料を揃え、
全銘柄を統一したフォーマットにおとして評価した本冊子は、
バリュー投資の観点を持つ者にはそれなりの需要があると思う。

自分はAFFOという指標さえ知らなかったので大いにためになった。
四半期や半期は厳しいと思うが、年一回は最新版をみたい。