レビュー
生徒にとって、一番、良い先生とは、、、。
1949年公開作品、上映時間は3時間3分、当時は前編と後編に分けて公開されたそうです、女生徒が男性と歩く事は不道徳な事、学校の名誉の為としたいたずらを下品な愚かな行いと叱責した女教師、古い伝統の中に生きる生徒達と民主化という新しい思想に燃える女教師の対立、子供同士の喧嘩に先生が、教育委員会が動き出す、男勝りで柔軟性に欠ける若き女教師を女優、原節子が熱演、難しい役だが、彼女の柔らかな美しさが役柄の欠点を補っている、本当に大切な事は理想でも現実でもなく、生徒が間違った方向へゆかない様に暖かく見守り、そして守るという事、それが、教師、難しい題材ながら、実に解りやすく問題を提起した作品といえますね。
戦後日本の初心
今観るとちょっと気恥ずかしいぐらい、民主主義の到来を高々と歌い上げているのだが、
これこそ戦後日本の原点だったのである。
多くの日本人がこの映画を歓迎した。
この初心を忘れたら、日本は「普通のつまらない国」になってしまうだろう。
志を失った今の政治家に観てもらいたい。
レビュー
DVD化歓迎
独立プロ作品がまとめて出ていたにもかかわらず、この作品は漏れていて残念に思っていたところに、リリースされたので、これは歓迎すべきことと思っている。しかも価格も手ごろなのもありがたい。
この映画もモデルになった「八海事件」は子供の頃、TVで難事件ということでよく報道されていた。その一端をこの映画で知ることになるのだが、民主警察のはずがやることは戦前の捜査と変わらず拷問をやっていることにまず驚いたものである。映画製作当時はまだ最後まで結論が出ていない状況。「まだ最高裁がある」との叫びはそのためである。
冤罪の方向性を打ち出すべしと主張したのは脚本家の橋本氏だったそうで、これは今井監督のお話から聞いたことである。意気込みがうまく映画にも作用した力作であると思う。また大手映画会社は厄介払いしたいわくつきの作品でもある。
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