そのリターン・トゥ・フォーエヴァー時代の人気ナンバー<12>が収録されているのも、往年のファンにはうれしい。過去の優れた「チック・コリア・トリオ」と比べても、高い技術と柔軟で豊富な音楽性を持つ若手の2人とのトリオは少しも劣らない。ヴェテランのチック・コリアも2人に鼓舞され、今まで以上に気合いが入っている。(高木宏真)
レビュー
初心者にも凄さが分かる、コッテリ味な聴き応え
キャリアが長いだけに昔の盤を押すファンが多くて地味な扱いを受けるこのアルバムだけど、いやいやどうして、本盤はベースとドラムの演奏が発表当時から好評で、特にベースのバカ・テクは1曲目から凄まじい。ワルツもあったりしてバリエーションに富んでいるのがチックらしいが、ラテン・フレーバーなリズムの曲が結構多く、ラテン好きの僕はしっくり楽しめた。チックのピアノに関しては爆発的な瞬発力というのは感じられなかったけど、トリオとしてとても良くまとまってると思います。
非常に高密度な演奏がずっと続くので聴き応えがあるものの、逆にいうとさらっと聴き流す訳にもいかず、70分以上をこのテンションで突っ走るので、「肩が凝る」という感想も結構ある。そういう意味では、じっくりとスピーカーの前で彼らの構築力を味わいたいアルバム。
セルフ・カバーの12曲目「500 Miles High」はUS盤では入っていない日本盤特典。ファン歴が長い人は色々と文句もあるだろうけど、本格的にチック・コリアが気になりだして日が浅い僕には、この曲の演奏も含めてこれで十分お腹いっぱいのコッテリ味でした。
第三のトリオ
2001年リリース。仕掛け人ロン・モスの生み出した第三のトリオ。『New Trio』のお披露目作品である。チックのトリオを分析すると以下のようになる。
トリオ・ミュージック→ミロスラフ・ヴィトオスとロイ・ヘインズ
アコースティック・バンド→ジョン・パティトゥッチとデイブ・ウェックル(出Elektric Band)
ニュー・トリオ→アヴィシャイ・コーエンとジェフ・バラード(出Origin)
最近はスーパー・トリオとかもあるがスペインをフェイド・アウトにするなど末期的なので論外である。つまり、チックはトリオ・ミュージック以外は自前のリズム・セクションを抜き出して作品を作っていることになる。それがいいか、である。
本作では全てがチックのオリジナルなのが好感が持てる。大体スタンダードや昔の曲を焼き直して若手とやるなんていうアルバムはもうあきあきである。チックはロン・モスの仕掛を断ち切ってクリエイターとしてもう一度突っ走って欲しい。そう思っているのは僕だけではあるまい。
美意識高いですね
アヴィシャイ・コーエンのベースは、とっても個性的なリズム感。音が太いし、音像が変。丸い音というより角が丸くなった立方体のような奇妙な感じ。イスラエル人の血なんでしょうか。ユニークですね。ジェフ・バラードも相当個性的なドラムですね。カタカタコトコトとドライな音なのに全体的に湿度は高い。チックはやっぱりこの二人に合わせて音を少し変えてますね。いつもより若干粘っこい弾き方になっているかなと。それが音楽全体を有機的に生き物のような感じに表現しているところが面白いです。一曲目の"Fingerprints"は、ひたすらかっこ良くて良いです! "Dignity"は、お母様に捧げたとのことですが、タイトルの通りのイメージで力強いですね。"Rumba Flamenco" 中東、スペイン! チックですね。"Anna's Tango"のドラミングはタブラみたい。そう、全曲彼の作品ですが、一つ一つの楽曲のレベルも高いですよ。メロディが美しいし覚え易い。"Nostalgia"は、彼自身の解説によると、ある午後にぱっと出来た曲みたいですが、名曲ですね。チックの弾き方もとっても綺麗でロマンチック。他の曲もワルツありシャッフルありで、名演が続き、全部聴き終わるとお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。
すばらしい作品です。
チックコリアというとRTFなど昔の作品の方が有名で最近のものはあまり取り上げる人は少ないが、私は逆に最近のものしか聞かない。チックという人はこの年になりながらも常に進歩しているのがすごい。
この作品はアコースティックバンドのような、とにかくテクニック!的なものではなく、基本的なトリオ構成によるメロディアスなジャズでありながらも、テクニックを持ったチックにしか表現できない楽曲のすばらしさ(=現代音楽的表現や世界観)が凝縮されている。表題の曲などは、豊かな人生を歩んだ老人がその人生にあった出来事をゆったりとした椅子に座りながら回想している様...とでもいうものを共有できる喜びを感じることが出来、中盤の情熱的なインプロヴィゼーションが感動さえ呼ぶ。チックの作品の中でも1、2番目に好きな作品。
レビュー
この頃は、凄かった。
KGの司令塔、K-DUB SHINEのソロ・デビュー作。マジで、この頃のK-DUBは凄かった。リリックも、トラックも、超一流。シリアスな問題意識を持ちながらも、それを跳ね返すようなエネルギーを内包している。まさに、日本のハードコアの至宝。ファンとしては、これを越えるアルバムが聴きたいです。
へたくそリリシスト
KG活動停止後にリリースした初のソロアルバム。
KGの頃もそうだったけど、やっぱりこの頃のケーダブはラップがヘタだな。リリックいいだけにもったいないす。
トラックは音数少なめで不穏な空気を放つものが多く、個人的にはこういうの好き。
ケーダブ好きな人やリリック重視の人は聴いてみて損はないと思うけど、その他の人にはあまりオススメできんかも。
モクシ録(個人的な文ですが、
何故か聴き終わった後に、繰り返して聴いているのが、1曲目の「プロローグ」でした。長いイントロに、長いスキット。それはK DUB SHINE先生ならではと思いました。、曲的には、5曲目の「パラレルワールド」が素敵です。とにかく「パラレルワールド」を聴いてほしいです。案外、KG復活時のアルバム「最終兵器」よりメッセージが伝わりやすいアルバムではないかと、個人は思いました。
ラップ
とてもいいアルバムだ
いろいろな人に聴いてもらいたいと思っている
レビュー
残念・・
セピアといえば「前略、道の上より」だ!久しぶりに見たいと思って購入しました。届いて即何はさておき「前略~」を見るぞ!と楽しみに見たのに・・。あのかっこよかった踊りながら歌う「前略~」はちらっとしかなく終わってしまった・・。いろんなバージョンの「前略~」が見れると思っていたのに・・。すごく残念です。あの幻のダンスバージョンは見られないのでしょうか・・。もしあったら是非あのダンスバージョンのDVDを出してください。お願いします。今回のじゃあ欲求不満になります。もちろんギバちゃんの若かりし頃が見れてそれはそれで嬉しかったのですが。何で「ソイヤソイヤ」と踊るのはないんだ?製作者に聞きたい。
残念・・
セピアといえば「前略、道の上より」だ!久しぶりに見たいと思って購入しました。届いて即何はさておき「前略~」を見るぞ!と楽しみに見たのに・・。あのかっこよかった踊りながら歌う「前略~」はちらっとしかなく終わってしまった・・。いろんなバージョンの「前略~」が見れると思っていたのに・・。すごく残念です。あの幻のダンスバージョンは見られないのでしょうか・・。もしあったら是非あのダンスバージョンのDVDを出してください。お願いします。今回のじゃあ欲求不満になります。もちろんギバちゃんの若かりし頃が見れてそれはそれで嬉しかったのですが。何で「ソイヤソイヤ」と踊るのはないんだ?製作者に聞きたい。
懐かしい~
2才の娘が「前略道の上より」がお気に入りでCDをかけると踊ってました。昔取ったセピアのビデオがノイズだらけになってしまい、娘に見せてやれなくなっていたので、購入しました。テレビの前で喜んで「素意や」のかけ声とともに踊りまくってます。
それにしてもみんな若いなぁ。
色あせないカッコよさ
踊ったりバック転するギバちゃん、哀川翔、小木さんなど、当時を知っている人には懐かしく、今の若者には新鮮に感じると思います。
どの時代にも通じる「男」のカッコよさを感じることができ、映像としても楽しめるDVDです。
【セピアファンタム】
曲:「DAY LIGHT」「賽を振れ!」「道からの組曲」「セピア狂想曲」「風の唄」「街で生まれた唄」のビデオクリップ。
セピアカラーで始まるイントロからお洒落な感じでかっこいい。
特に能楽堂で踊る「道からの組曲」もいいです!
【現在が好きです】
曲:「前略、道の上より」「セピアカラー」
いろいろなパターンの「前略、道の上より」が楽しめます。
様々な職業についている物語的なビデオクリップから、ストリートパフォーマンスまで。
路上での「前略、道の上より」は一世風靡の原点が垣間見られ、やはりかっこいいです!
色あせないカッコよさ
踊ったりバック転するギバちゃん、哀川翔、小木さんなど、当時を知っている人には懐かしく、今の若者には新鮮に感じると思います。
どの時代にも通じる「男」のカッコよさを感じることができ、映像としても楽しめるDVDです。
【セピアファンタム】
曲:「DAY LIGHT」「賽を振れ!」「道からの組曲」「セピア狂想曲」「風の唄」「街で生まれた唄」のビデオクリップが見られる。
セピアカラーで始まるイントロからお洒落な感じでかっこいい。
「歌の大辞テン」でも放送された「道からの組曲」もいいです!(能楽堂で踊っています)
【現在が好きです】
曲:「前略、道の上より」「セピアカラー」
いろいろなパターンの「前略、道の上より」が楽しめます。
様々な職業についている物語的でコミカルなビデオクリップから、ストリートパフォーマンスまで。
現在、カーナビのCMでも流れている、路上での「前略、道の上より」も見れます。
レビュー
「伝説」に触れて、ベースボールがもっと好きになる
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レビュー
新聞を読むときのお供に
現在の世界情勢に関して、新聞を読んでもよく分からないときの知識補給用に購入しました。
この本の良いところは、見やすいこと。オールカラーでパッと見がきれい、地図にも色分けされていて分かりやすく、文字も大きくて、とにかく読みやすいです。大判でボリュームがちょうど良く、紙の厚みも適切なので、開きやすい。重宝しています。
時事問題を扱っている以上、内容が徐々に陳腐化するのは避けられないと思いますが、状況が変わっても、その地域が抱える固有の問題はそう簡単に消えてなくなりはしないので、基礎知識として知る価値はあるでしょう。現在の状況説明より、そうした根本的な問題に焦点が当てられているので、5年先、10年先でもそれなりに読む価値はあるのではないかと思います。
ただ残念なのは、翻訳が適切でない部分が散見されること。言葉の使い方が変だったり、矛盾、腑に落ちない部分があります。
よって★4つです。
原題は『地図の下にあるもの〜地政学の地図』
フランス衛星放送テレビ局アルテにおいて
毎週10分放送される長寿番組の記念出版第一巻。
原題は『地図の下にあるもの〜地政学の地図』と
云うらしく、こちらの方がより内容を表していると感じる。
ヨーロッパの本だけに東欧・アフリカの記述が充実
逆に東南アジアがまったく触れられていないのは
日本で出版される類書にはあまり見られなく目新しい。
確かに個々の事例の掘り下げは、
この分量では物足りないかもしれないが、
何より地図を含めたビジュアルが美しく判りやすいことと
普段日本のテレビのニュースだけで観る世界の成り立ちを
違う視点から眺めるには悪くないだろう。
帯に短し。。。
普段あまり耳にしないような国も含め、様々な国・地域について豊富な地図(オールカラー)を用いて説明してくれる書です。
馴染みのない国・地域の情報が盛り込まれており、これを機会にもう少し調べてみようか、という気にさせてくれました。
ただ、テレビ番組をもとに出版されたためか、断片的な話が多く、扱った項目が多い分、一つ一つの内容が浅いのが残念です。
図も、大きさが不釣合いで、不必要に大きな図と、読めないような字がぎっしりとつまった小さな図が混在し、どうも読んでいて疲れました。
世界情勢初心者に。
本書の最大の特徴は、タイトルにもあるように世界各地の諸問題を地図付で解説しているという点と、全ページカラーで、各ページのレイアウトがキレイだという点。
非常に見易く分かり易い。翻訳も割と良い。本に載っている知識は雑学以上専門知識未満といったところか。
ただ、本の副題に「なぜ現在の世界はこうなったか」とあるが、これについての論理的な説明は無い。
あくまでも地図上での説明で、世界各地の諸問題や歴史の経緯の一部を解説しているだけにすぎず、その集成であるので、そこは注意。
解りやすい本です
世界中の諸問題やその経過、経緯などを歴史を通じて解説している本です。
一部の国についての記述が中心なので全般的な解説には不足しているかと思いますが、多角的な分析でわかりやすく読めました。
ヨーロッパ人による分析は日本人と違っていたり、気が付かない所にも配慮されていて興味をそそられました。
この本は前振りらしいので、続編に期待大です!
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レビュー
骨董的価値
「70年代まで」を見事に定量化した力作。それ以降はどうすんですか?とみんなが疑問に思っているうちに著者が退官してしまった。この6〜7年で評価が暴落してしまった感がある。
先見の明、褪せることなく輝く。
この本が出版されてから現在までの間には、経済のグローバル化が進展。
日本は「失われた10年」の経済不況を体験し、企業型社会保障がくずれ、若年非正規雇用労働者が拡大してきた。
ますますの少子高齢化が見込まれるという事実もあり、日本の国際社会における地位は確実に低下しつつある。
この先、社会や労働者は、どこを目指せばよいのか、と憂う事態だ。
単純に物を作って売ればいいのは時代遅れ。資源には限界があるという認識がようやく共有されてきた。
それでも人類には捨てることのできない成長志向があるとわたしは思う。
伸ばすべきは、モノではなく、情報の生産性だ。効率的な大量生産品に慣らされてはいけない。
美しさや、個性といった価値へ向かう差異を目指して、成長する意志を手放さないことだ。
本書は、実に10年以上も前から、人々に説いている。この方向にしか、選択肢がないことをー。
現代社会の新たな地平が見えてくる
著者は、現代社会の理論が「情報化/消費化社会」システムの構造とダイナミズムおよびそれらの矛盾とその克服法を太い線で把握されるものでなければならない、と述べ、その巨大な光と闇を示した後、自然解体的でもなく他者収奪的でもない、自由で喜びに満ちた世界の可能性としての地平を見はるかしている。その概要は以下のようなものである。
「情報化/消費化社会」という現象は、軍事需要に依存することなく恐慌を回避し繁栄を持続する形式でありうる自己完結的な純粋な資本主義である。その固有の「楽しさ」「魅力性」は、それらをめぐる熾烈な競争という積極的な動因によって増殖し展開しつづける。だが、有限な地球環境および南北の貧困の問題が、欲望を内部化するこの資本制システムの「外部問題」としての限界として立ち現れている。
情報を禁止し、消費を禁止し、自由をその根本の理念としないような社会にわれわれは魅力を感じない。「情報化/消費化社会」システムは、世界で一番魅力的なシステムとなる希望を秘めているし、「限界問題」が「消費社会」一般の不可避の帰結ではない。だがこのシステムは、ある転向を必要としている。その転向の方向は、バタイユの「至高なもの」に内包されていて、それをつかみ出せば「限界問題」に制限されず、他者が他者であり、自然が自然であるという仕方で存在することだけを必要としている世界の地平が見えてくる。
尚、限界問題としての「内部問題」はこの書では深く触れられず、後に出版された『社会学入門』で取り上げられている。
妬み
この本を読み、学問を志し、この本を読み、学問を断念した。僕にとって、彼の議論は刺激的であると同時に超越的過ぎた。学問に通暁した方は、彼の議論の欠陥であるとか限界を了知しうるだろうが、僕にとっては彼はまさしく〈絶対的〉だった。超えられぬと感じさせるような壁として彼は現前した。本書を読んだ後、市販の彼の著書はすべて読んだし、論文も図書館で目を通した。
全集が出た時、僕は確実に購入するだろう。
知性と考察力が試される?
現代社会を紐解く際に情報化と消費化という言葉をキーワードに、顕著化する光と影を浮き彫りにする。現代社会は、歴史的にも、相対的にも、もっとも純粋な資本主義システムにより構築されている。それは、情報化により生みだされた際限の無い人間の欲望と消費を通して、より豊かで自由な社会なのだ。一方、その帰結として表れる外部収奪による環境問題、資源の限界、貧困と飢餓の南北問題など。著者が理論として解き明かす情報化/消費化の全く新しいシステムがこれらの問題を乗り越えていくこを可能にすらしいのだが、結論から言えば難解なである。第4章の結論部分で示される機軸転回による理論が私には観念的で理解しがたい。はたして、著者の提示する情報コンセプトの転回が消費コンセプトの転回を可能し得るものなのかどうか、検証しうる考察力と想像力を自分は持ち合わせていない。残念である。