ドイツ、イタリア、中国、アメリカと、4か国でのロケによってスケール感が出たのはもちろん、トムが自ら過激なスタントに挑むことで本物の迫力を伝えることに成功。スター俳優としてのオーラはビンビン放たれている。全編、アクション場面がびっしりだが、合間でスパイの裏テクニックを紹介するシーンが楽しい。とくに相手の顔を撮影し、そのデータから瞬時にマスクを作る過程が見どころだ。卑劣な強敵を演じるのは、オスカー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンで、外見からは想像できない巨悪を実感させるのは、さすが。よくよく考えるとツッコミどころも多い展開だが、強引にねじふせるハイテンションに、ひたすら乗ってしまう。(斉藤博昭)
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16ブロック
レビュー
とにかく飽きさせないという「技術」に特化した映画
「1」が割と地味目にスパイ映画であろうとしたのに対して、「2」は監督したジョン・ウー色
が強く出すぎてた(ハト、二丁拳銃、カンフー)。それらを受けての第三弾。今度は純正の
「バカハリウッド映画」である。私のいうところの「バカハリウッド映画」の「バカ」とは、
「バカにでも創れる」とか「バカとしか言いようのない出来栄え」とか、そういったことを意
味してはいない。タランティーノとかのことをいう「映画バカの映画」、でもない。バカでも
ちゃんと2時間あまり飽きずに見続けることが出来る、という映画のことである。
"バカ"というのは何でも飽きてしまう。登場人物の心理描写や情感、リアリズムを追求した細
部の設定なんてお構いなし。問答無用で寝てしまう(あるいは早送りしてしまう)。そんなバ
カに、2時間あまりスクリーンのなかの出来事に興味を持たせるというのは至難の業だ。
しかし、この「ミッションインポッシブル3」にはそれがおそらくできるのだろう。この映画
は「飽きさせない技術」(そんなものがあったらの話だが)に長けている。幕が切って落とさ
れるや否や、ストーリーはノンストップ。ありとあらゆることが、画面上で起こる。おまけに
今作で、イーサン結婚します。
そんなこんなを、「間が空く事だけが怖い」と言わんばかりに、詰め込みまくった作品だけに
間延びするということは、ほとんどないといっていい。それだから、バカでも飽きないのだ。
この映画のなかには、何十年もの商業主義の積み重ねによってこそ勝ち得た、その「飽きさせ
ない技術」がつまっている。
ド派手さだけ。。。
こんな映画ばかり観ていると間違いなく脳味噌が溶けてしてしまいますね。スパイ映画の醍醐味である物語の展開の面白さなど全くナシ。ひたすら銃撃戦・カーレース・スタントのオンパレードです。。。特に悪役がやられるあっけなさと言ったら思わず苦笑してしまいました。映画観たあとには何も残りません。食べ物に例えると激辛ジャンクフードのようなもんです。この手の映画はもうネタが出尽くしたのでしょう。アクション映画の時代は確実に終焉に向かっていると思います。
エンタメ丼
ハリウッド製エンターテインメントのお手本のような映画だ。
何も考えずに気楽に観れるという意味では、本当によく
出来ていると思う。食べ物に例えると、牛丼とカツ丼と
親子丼を混ぜ合わせたようなクドさと、ボリューム感。
まさに庶民の味である。
理想的なエンタメ丼であるMi-3ではあるが、主役のトム
クルーズがスパイの割には体が重そうなのが気になった。
そういう意味でも、カロリーの高い映画である。
味の奥ゆかしさを追求する薄味好みのグルメに不向きな映画
だが、吉野家に入るような気持ちで観ることができれば、文句
ナシに楽しめる映画であることは間違いない。
質のよいアクション
おもしろかったです。<M:I>シリーズではやっぱり
この作品がいいとおもいます。サスペンスももちろん、
アクションシーンも迫力があってよかったです。
特にトムクルーズが最高です。
この組織の危機管理はなんだ!?
過去3作に共通している事。それは悪役が自分の組織内部にいること。ちょっとそりゃーないでしょ!?社会保険庁じゃあるまいし。監督やキャストが二転三転した割りには話も編集もお粗末。後半の妻を人質に捕られての詰問シーンから始まるオープニングが時間のムダ使いに思える。妻に敵役を仕留めさせたりラストは妻に自分の組織を案内したりとプライベートで結婚できてめでたいのは分かるが作品としてはいただけない。興行的にも前2作を超えなかったということでトム・クルーズはパラマウント映画会社から契約破棄。「4」は作れるのか?それに比べて007は立派。よく続いてる。
T・クルーズはプロデューサーとしての手腕は果たしてあるのだろうか。「デイズオブサンダー」は自分がカーレースが好きだから企画を通してコケたし(トップガンの直後では誰もがストーリーが想像できる)、「バニラスカイ」もP・クルスとの熱愛報道だけで映画の宣伝にはつながらなかったし、「MI-3」も夫人とロケハンと称して世界中を旅してパラマウントから既に怒りを買っていた。